LMIA PR Stream(Low Wage Position)にも新ルールを適用

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PR Stream (Low Wage Position)にも新ルールを適用

前回のニュースでは、Labour Market Impact Assessment (通称LMIA)申請のうち、Low Wage Streamでの申請に関して申請条件が変更になると発表されておりました。
しかしながら本日2024年9月26日、Low Wage Positionも対象となることが発表されたことに伴い、多くの雇用主が利用しているPR Stream (Low Wage Position) での申請が審査・承認されるための条件が非常に厳しくなります。(出典:こちら


【追記】
2024年10月17日、「PR Stream(No Work Permit)の場合、エリア制限及びCAP制限はない」との発表がありました。
(出典:こちら

条件1:CAP

(1)CAP (一社でサポートできるLMIAの上限数) が10%となります。
(例)フルタイムの従業員*が10名いるロケーションの場合、1名までLMIAを申請することが可能です。
支社・店舗などで働いている場合、会社全体の従業員数ではなく、LMIAでサポートする予定の従業員が働いているロケーションの従業員数から算出されます。
*パートタイム2名=フルタイム1名と換算
*就労ビザを必要としない場合のPR Streamの場合、CAPは問われません。
  ※LMIA=就労ビザではありません。
  例えば3年分のポスグラを保持しており、永住権申請 (Express Entry) の加点要素としてLMIAを取得したい場合、LMIAベースの就労ビザの発行を伴わない、LMIAのみの申請となります。

(2)以下のセクターに関連する職種の場合、Capは20%となります。
NAICS 23 – Positions in construction
NAICS 311 – Positions in food manufacturing
NAICS 622 – Positions in hospitals
NAICS 623 – Positions in nursing and residential care facilities

ケアギバー関連のうち以下のポジションに該当する場合
– NOC 44101 – Attendant for persons with disabilities, home support worker, live-in caregiver, personal care attendant
– NOC 31301 – Registered nurse or registered psychiatric nurse
– NOC 32101 – Licensed practical nurse
– NOC 44100 – Home childcare providers

*但し、「Live-in (住み込み)」のCaregiverの場合、24時間体制でなければならない正当な理由が証明できる場合のみ、LMIA申請が可能です。

条件2:エリア失業率

対象エリアのうち、失業率が6%を超えるエリアからのLMIA申請は審査されないとのことです。
2024年9月26日時点の対象エリアと失業率はこちらからご覧いただけます。

◆失業率は通常3ヶ月に1回更新されます。
(1~3月、 4~6月、 7~9月、 10~12月)

◆2024年9月3日~2025年3月3日まで、モントリオールでのLow Wage PositionでのLMIA申請は審査されないことが既に発表されております。

【例外】
・失業率リスト対象外のエリアの場合
・就労ビザを必要としない場合のPR Stream
・下記、条件1(2)のセクターに該当する場合

上記の場合、エリア失業率については問われません。

その他

(1)就労ビザの期間
Low Wage PositionでのLMIAが承認された場合に発行される就労ビザの期間は最長で1年となります。

(2)申請料について
申請したLMIAが審査されなかった場合、または条件を満たしていないと判断された場合、申請料$1,000はチャージされません。
また、審査されなかった場合はその理由が記載されたレターが発行されます。