BCPNP
2025年1月からルールを大幅に変更
新Streamの発足が決定
2025年1月より開始するBCPNPの新Streamとそれに伴うルール変更についての概要が発表されました。(出典:BCPNPウェブサイト)
新Streamとルール変更の必要性
州政府は、BCPNPの年間上限数が決まっているにも関わらず、また、登録に必要な最低条件=永住権取得の保障ではないにも関わらず、一部の悪徳な業者が「永住権を簡単に取得できる方法」としていることを懸念し、そのような悪徳な手口が及ばないよう今回の新Stream制度の導入と条件の引き上げを決定したとのことです。
また、統計によると、フランス語または英語スキルの高い人・より高学歴な人は、仕事での成功がより確実であること、そしてより高い収入を得ることでBC州が充足する必要のある職種に定職する可能性が高いこと、それによりBC州の経済が強化されることが示されています。
International Graduate/International Post-Graduate Streamの廃止
現在、BC州の公立カレッジを卒業した人を対象とするInternational Graduate/International Post-Graduate Streamが廃止され、新たに以下の3つのStreamとなることが決定いたしました。
■Bachelor’s stream
公立の大学などでBachelor Degree(学資過程)を取得し、かつフルタイムで無期限のジョブオファーを獲得していることが登録条件となります。
■Master’s stream
公立の大学院でMaster Degree(修士課程)を取得し(分野問わず)、かつ最低1年以上のスキル職種のジョブオファーを獲得していることが登録条件となります。
■Doctorate stream
公立の大学院でDoctorate(博士号)を取得した人、または取得候補者は、ITA発行を待たず、直接本申請に進むことが可能です。
上記より、2025年1月以降は「公立カレッジでのCertificate/Diplomaの取得」は対象とならず、BCPNP登録の条件を満たさないということになり、登録のためにはSkilled Worker Stream等、他のStreamの条件を満たす必要があります。
CLBレベルの見直しも検討
現在、BCPNP登録の必要最低CLB(Canadian Language Benchmark)は4となっておりますが、上記新Streamの必要最低CLBは8を予定しているとのことです。