
33,000人に永住権取得のチャンス!?
今後の可能性を徹底解説!
先日の2026-2028 Levels Plan発表以降、「2026~2027年にかけて最大33,000人が永住権を取得できる」という噂を耳にした方が多くいらっしゃるかと思います。
弊社にも大変多くのお問い合わせを頂いておりますので、現在IRCCから正式に発表されている情報と今後の可能性について徹底解説いたします!
現時点で発表されていること
2026〜2028年 Levels Plan内での方針の発表のみとなっております。
具体的な申請条件や申請方法、開始時期などについては何も発表されておりません。
本文より抜粋:
“Budget 2025 also proposes to undertake a one-time measure to accelerate the transition of up to 33,000 work permit holders to permanent residency in 2026 and 2027.These workers have established strong roots in their communities, are paying taxes, and are helping to build the strong economy Canada needs.”
「地域社会に深く根付き、税金を納め、カナダの強い経済の構築に貢献している労働者」が対象となる予定です。
すなわち、一定年数以上カナダで就労している人や、申請時点で有効な就労ビザを保持している人が対象になる可能性がございます。
Express Entry登録者が対象、1年以上の就労で申請可能、LMIA就労ビザが対象者、先着順…など色々と噂が飛び交っておりますが、全てIRCCからの公式発表ではないので要注意です!
過去の事例と注意点
過去にあった永住権取得の大チャンスといえば、
(1)Express Entryのカットオフスコア 75で27,332名にITA発行
(2)2021年に実施されたTemporary Resident to Permanent Resident Pathwayにて90,000人 (+Unlimitedでフランス語話者) の永住権申請を受付
が記憶に新しいのではないかと思います。
2026年以降についてはどのように実施されるのかは未定ですが、過去の事例から注意点を解説していきます。
2021年2月13日にカットオフスコア75のDarwがあり、Canadian Experience Class対象者として登録されていた27,332名にITAが発行されました。
COVID-19の影響によりカナダ国外からの受け入れができない(カナダの労働力不足)という背景から、カナダ国内にいるTemporary Residentを対象としたDrawが行われたと考えられます。
✅注意点
突然のDrawであったため、当時の平均カットオフスコアに届いていないという理由からPool登録をしていなかった人がチャンスを逃してしまいました。その後Pool登録をする人が殺到しましたが、残念ながら75 点という低スコアでのITA大量発行はこの1回のみでした。
✅今から準備できること
現在のExpress Entry (Canadian Experience Class) のカットオフスコアは515-540と大変高くなっておりますが、上記のような大量発行の可能性は低くとも、どういったトリガーで選ばれるかがわからない状況であるため、万が一に備えてExpress EntryのPool登録を完了しておくと良いかもしれません。
「自分がExpress Entry Pool登録の条件を満たしているかわからない」
「自分の今のスコアを知りたい」
「自分のスコアを上げるにはどうしたら良いのか知りたい」
という方はぜひ弊社にご相談ください。
お問い合わせフォーム
すでにカナダ国内にいる一時滞在者 (就労者・就学者)を対象とした、限定的かつ一時的な措置が2021年に行われました。
当時の申請対象者は
・カナダ在住で有効なステータスがある (就労ビザだけでなく学生ビザ保持者も対象)
・英語またはフランス語でCLB4またはCLB5以上 (Stream、職種により必要レベルが異なる)
・対象職種で過去3年以内に1年以上のカナダ国内でのフルタイム就労 (計1560時間以上)
・対象校を対象期間中に卒業している
など、比較的満たしやすい条件であったことから対象となる方が多く、さらにポイントベースではなかったため多くの方に永住権取得のチャンスがあるカテゴリーでした。
✅注意点
①「2021年5月6日に開始します」と開始の3週間前に突然発表
準備期間が非常に短く、条件を満たしていても必要書類や情報を用意できずに間に合わなかった方も多数いらっしゃいました。
②当日オープンと同時にポータルの入力・書類のアップロード等を行う形式であった
準備不足で急いで申請し、結果的に入力内容やアップロードした書類に誤りや不足があったために、せっかく枠に入れたものの【Imcomplete】として申請を受け付けてもらえないという方も多かったようです。
③支払いポータルがパンクし、支払いレシートの提出がなかなかできないという状況が発生
申請ポータル自体はスムーズに稼働していたものの、申請料を支払うためのポータルがパンクしてしまい、中には支払い完了まで10時間以上かかったという人もいました。
ビザ・永住権については申請料の支払い証明としてレシートを提出することが必須となっており、当時はレシートの売買が横行するほどに。
④言語試験センターの予約殺到
この特別措置が発表された瞬間から各テストセンターに予約が殺到し、数カ月先まで予約が取れないという状況になりました。中には別の州やアメリカにまで受験をしに行く人も。
せっかく申請対象者であったにも関わらず、英語・仏語の受験をしていないために申請を逃してしまい、悔しい思いをした方も多かったのではないでしょうか。
言語の試験結果は受験日から2年間有効であるため、早めに受験しておくことをお勧めいたします。
⑤合法的に条件を満たしているのか
枠に限りがある申請だったので、とにかく申請完了することに必死で、結果的に
・書類や申告内容の整合性が取れていないのに気が付かず申請してしまう
・学生ビザ期間中の就労時間が上限を超えているのに気が付かず違法就労を指摘される
・申請条件をそもそも満たしていない
等の理由から申請を受理してもらえず、あるいは却下と判断され、その時点で申請受付が終了していたため再度申請ができずチャンスを逃したり、カナダのステータス自体が危うくなったりという方もいらっしゃったようです。
あらゆる可能性を考慮して今からできること
今後いつ・どのような形で実施されるか全く未知の状態ではありますが、過去の事例やその他の永住権申請方法から考えうる、今からできることを以下にまとめております。
1.Express Entry Pool登録
→登録料は無料
→登録日から1年有効=無効になっても何度でも再登録が可能
→学歴・職歴が増えた、英語のスコアが上がった、などあれば随時アップデートが可能
→登録内容が誤っているとITAを受領しても無効になる場合があるので要注意
2.英語 (仏語) の試験を受けておく
→受験日から2年有効
→最低でもCLB5以上はあることが好ましい
申請条件や職種によってはCLB4が最低条件となることもありますが、33,000人という非常に限られた人数であるため、CLB5あるいはそれ以上を取得しておくことをお勧めいたします。
Express EntryにおいてもCLB5は必須、CLB7で加点、CLB9でさらに加点となりますので、可能な限り高いスコア取得を目指しましょう。
また、IRCCは今後もフランス語話者を増やしていくことを目標としています。
前述の通り、現在のExpress Entry (Canadian Experience Class) のカットオフスコアは520-540と大変高くなっておりますが、フランス語話者向けのカットオフスコアは現在400前後*です。
*同カテゴリーにおける最低カットオフスコアは336、最高カットオフスコアは486、2025年は400弱-450前後を推移しています。
さらに、フランス語の試験で一定の条件を満たした人は最大で3年の就労ビザを申請することも可能です。
ですので、フランス語を習得することで、今回の特別措置のみに限らず、フランス語話者としての就労ビザ・永住権取得の可能性も高めることができます。
3.就労を継続しておくこと、なるべく長い就労歴があること
今回の特別措置においては「地域社会に深く根付き、税金を納め、カナダの強い経済の構築に貢献している労働者を対象とする」という方針はすでに発表されているため、何らかの形で就労についての条件が定められる可能性が非常に高いです。
4.必要になるであろう情報や書類の整理を今のうちからしておく
例)
・過去10年分の活動歴、住所歴、渡航歴 (どの永住権申請においても申告必須) を今のうちから確認してまとめておく
・学歴や雇用に関する証明
・英語のスコアシート (受験日から2年有効)
等、上記はその他の永住権申請方法でも提出必須であることが多いため、今のうちから準備を始めても良いかもしれません。
個々のバックグラウンドやカテゴリーによって必要になる書類が異なります。それぞれ申請者の状況に応じてどのような書類が必要になる可能性が高いかや、雇用証明の準備など、コンサルティングにてアドバイスが可能です。
6.ビザをよく確認し、不法就労をしていないか注意する
例)
・オフキャンパス:就労は週24時間まで
・Healthcare/Education分野の就労:ビザに就労を制限するコンディションが付いていないか要確認
→付いている場合はE-medicalを受診してコンディション制限を外す申請が必要
ビザのルールに従っていない就労は認められず、申請不受理、または最悪の場合は違法就労歴・申請却下歴が記録され、今後のビザ・永住権申請に影響を及ぼす可能性があります。ご不安がある方はご相談ください。
7.専門家 (有資格の移民コンサルタント) に相談する
ご自身の状況や認識を確認したい、自分で申請するのは自信がないため代理申請を依頼したい、という場合は、申請直前になってから申請条件を満たさないことがわかった、あるいは代理申請を依頼したいのに移民コンサルタントが見つからない、といったことがないよう、余裕を持って専門家に相談しましょう。
