Rural and Northern Immigration Pilot
2019年に発表された、カナダの地方の小さな田舎町(Rural)や、北(Norhern)にあるコミュニティーを対象とした試験的なプログラム。各コミュニティーが必要とするスキルを持つ永住権申請者がその地域に経済的貢献をもたらすことができるようにすることを目的としています。
申請プロセスについて
4つのステップがあります。
- IRCC(カナダ移民局)の条件および、各コミュニティの条件を満たしていること
- 対象コミュニティ内での雇用を見つけること
- Job offerを得たら、コミュニティあてにApplication for recommendationを提出
- 承認後、永住権の申請
※各コミュニティごとに独自の追加条件や、職探しの手順、手続きの方法などが定められています。各コミュニティのWebサイトで詳細を確認できます。
このプログラムに参加している対象コミュニティ
コミュニティにより、実施時期が異なります。Comming soonと記載されている地域は現在実施されていません。
コミュニティ | 公式サイト |
North Bay, ON | Comming soon |
Sudbury, ON | https://investsudbury.ca |
Timmins, ON | www.timminsedc.com |
Sault Ste. Marie, ON | www.welcometossm.com |
Thunder Bay, ON | www.gotothunderbay.com |
Brandon, MB | www.economicdevelopmentbrandon.com |
Altona/Rhineland, MB | www.seedrgpa.com |
Moose Jaw, SK | Comming soon |
Claresholm, AB | www.claresholm.ca |
Vernon, BC | https://rnip-vernon.ca |
West Kootenay (Trail, Castlegar, Rossland, Nelson), BC | https://wk-rnip.ca/ |
コミュニティに期待できること
各コミュニティが主導で行われるこのパイロットプログラムでは、コミュニティは以下のことを行います。
- 申請者が次のような人であることを審査します。
- コミュニティの経済的ニーズに最適であるかどうか
- コミュニティの条件を満たすきちんとした雇用の機会を得ているか
- コミュニティに滞在し続ける意思があるか
- IRCC(カナダ移民局)に永住権申請の候補者として推薦をします。
- その地域の一員として生活基盤を作っていくためのサポートをします。
IRCC(カナダ移民局)が定める申請条件
- 適切な職歴があるか、コミュニティ内の公立カレッジ・大学を卒業していること
- カナダ国内外で過去3年間のうちに12カ月以上(1560時間以上)の継続した職歴が必要です
- 同業種であれば雇用主が異なっても可能
- ボランティアやインターンシップなど無給のもの、自営は含みません
- 主たる業務及びすべての重要業務がNOCリストに記載されたものであること
- カナダ国内外で過去3年間のうちに12カ月以上(1560時間以上)の継続した職歴が必要です
- 語学力の条件を満たしていること
- 2年以内に受けたCanadian Language Benchmarks (CLB)またはNiveaux de compétence linguistique canadiens (NCLC)が有効です。
- NOC0の職業の場合:CLB/NCLC6以上
- NOCAの職業の場合:CLB/NCLC6以上
- NOCBの職業の場合:CLB/NCLC5以上
- NOCCの職業の場合:CLB/NCLC4以上
- NOCDの職業の場合:CLB/NCLC4以上
- 2年以内に受けたCanadian Language Benchmarks (CLB)またはNiveaux de compétence linguistique canadiens (NCLC)が有効です。
- 学歴の条件を満たしていること
- 少なくとも以下を満たしていること
- カナダの高校卒業または
- 指定査定機関を通じ、Secondary Schoolレベル以上であると証明できること査定は5年以内に行われたものであること
- 査定機関が指定を受けた日以降の発行であること
- 少なくとも以下を満たしていること
- コミュニティに移住していくに際して必要な資金があることを証明できること
- 家族がいる場合は家族を含め、カナダで生活をして行ける資金があることを証明すること
- コミュニティに住み続ける意思があること
- コミュニティが定める条件を満たしていること
上記をすべて満たしている場合は、コミュニティで適切な仕事を探し始めることが可能です。
留学生について
留学生の場合は、以下のような場合に職歴の条件が免除されます。
- 2年以上の学位が取れるPost-sedoncaryを卒業していて、かつ以下を満たしている場合
- 2年以上フルタイムの学生として就学していた場合
- 18カ月以内に学位を取得している場合
- 過去24カ月のうち16カ月以上、学位取得のためそのコミュニティにいた場合
または
- 修士以上の学歴であり、かつ
- 学位取得の間フルタイムの学生として就学していた場合
- 18カ月以内に学位を取得している場合
- 就学期間中そのコミュニティにいた場合
次のようなケースは留学生としては申請はできません。
- プログラムの半分以上がESL/FSLを占めていた場合
- 半分以上が通信教育だった場合
- 修学後の帰国が条件となっている奨学金等を受給していた場合
Job offerの条件について
以下をすべて満たしている必要があります。
- フルタイム(週30時間以上)の有給の仕事であること
- 1年を通じコンスタントに定期的に有給で雇われること(季節労働ではないこと)
- 期限付きではないオファーであること
- 賃金はJob Bankの掲載されている、あなたのNOCに該当する職業の平均賃金を上回ること
- 過去の経験が生かされるJob offerであること
- 過去のスキルレベルと、Job offerの救るレベルは、NOCリスト上で同等または前後のものであること。
- 例:過去のスキルがNOC Bの場合、Job offerのスキルは同等のBまたは、前後のAかCであること(0やDは不可)