Express Entry

Express Entry

Express Entryとは?

Express Entryとは、カナダで成功する可能性が高い人を優先的に審査していくというポイントシステムのことです。 約2週間毎にRound of invitation(Draw)が行われます。 その際、Express Entryに登録をした人の中から、ポイントの高い順にInvitation to Apply(ITA)が発行され、次の審査に進むことができるようになります。

Express Entry対象のカテゴリー

Canadian Experience Class(CECFederal Skilled Worker(FSW)Federal Skilled Trade(FST)の3つについては、本申請をする前に、必ずこのExpress Entryシステムに登録をし、Invitation to Apply(ITA)が発行された人から順次本申請を行うことが可能になります。
つまり、いくらCEC等の基本条件を満たしていてもITAが届かなければ、一生申請できないということになります。
Express Entryに登録すると回答に応じて自身のポイントが算出され、そのポイントが高ければ高いほどITAが届きやすくなるということですね。
上記3つのカテゴリー以外にも、一部の州ノミネーションプログラムにてExpress Entryを組み合わせたものがあります。
尚、ファミリークラスやケアギバー、Self-employed クラスなどについてはExpress Entryシステムは関係ありません。

Express Entry (CRS)スコアとボーナスポイント

1200点満点です。年齢・学歴・語学力(英語またはフランス語)・カナダでの職歴・外国での職歴でおおよそのポイントが構成されています。配偶者がいて同時に永住権申請を行う場合は、主申請者1160+配偶者40=1200点の構成となります。
ボーナスポイントとして、

・永住権取得後の雇用を保証したジョブオファーがあるか
・兄弟姉妹がカナダで永住権を保持しているまたはカナダ人であるか
・カナダの公立のカレッジまたは大学をでているか
・フランス語ができるか
・州からのノミネーションを受けているか

などによって加算されていきます。

どうやってスコアアップする?

上記の通り雇用の確保やカナダの学校(原則公立)を卒業すればボーナスポイントが加算されますが、それ以外にも語学力が占める割合も大きいです。日本人の多くの方の場合、フランス語よりも英語をメインの語学力とする方が多いと思いますが、CLB7(IELTSですべて6.0以上)とCLB9(IELTS7.0、リスニングのみ8.0)のラインでそれぞれ大きな加算があります。
Express Entyでより高得点を狙うには、最低でもCLB7、年齢、学歴、職歴によっては少しでも英語力が高いに越したことはありません。CLB9あれば大きな加算が見込めるでしょう。

その他、カナダ国内の職歴(スキル職種)も重要です。カナダでの職歴が一切ない方はまず職歴を作ったほうが良いケースが殆どです。学生期間中のオフキャンパスやコープはこの職歴に含めることはできませんので、まずは有効な就労ビザを確保する必要があります。

Express Entryの期限と頻度

一度登録するとプロフィールは1年間有効になります。もしもその間に良い英語スコアが取れたり、ジョブオファーが確保できた場合など、随時プロフィールをアップデートすることが可能です。
約2週間に1度の割合でRound of Invitation(候補者選び)が行われます。
プロフィール登録してPoolに入っている候補者の中から、【対象カテゴリー】及び【カットオフスコア】を基準に選出され、選ばれるとITAが届きます。選ばれなければそのままPoolに残り、登録から1年経っても選ばれなければプロフィールは消滅となるため、必要に応じて再登録する必要があります。

Round of Invitation

Round of Invitationは今までほとんどが2週間おきの水曜または木曜に行われてきました。
毎回どのカテゴリーの人が対象かが発表されます。過去のケースだと

『No program specified』『Provincial Nominee』『Canadian Experience Class』『Federal Skilled Worker』『Federal Skilled Trade』

のいずれかで発表となっています。
例えば、申請者(Aさん)は CECとFST両方の条件を満たしていて、スコアが455だとしましょう。
プロフィール登録時にはこのどちらもEligibleとでてきます。
もしRound of Invitationが行われた際に『No program specified』対象となっている場合、Pool登録者全員が対象ということになりますから、もちろん、Aさんも対象になります。しかしそのRoundでのカットオフスコアが470だった場合、Aさんはカットオフスコアに届いていない為、ITAは届きません。
その後別のRound of Invitationで『CEC』対象、カットオフが450だった場合は、Aさんのスコアはカットオフを上回るためITAが届く事になります。この場合、AさんはCECでITAを受け取っていますから、他のカテゴリーも満たしていたとしても、AさんはCECで本申請を行うことになります。

Express Entryの流れ

CEC・FSW・FSTいずれかの最低条件を満たす

Express Entryへ登録する

この時点でもし①を満たしていない場合はPoolには入りません

スコアが算出されPoolに入る

随時プロフィールはUpdate可能

ITAが届く

ITAが届かない場合はそのままPoolに残ります(最長1年)

90日以内にExpress Entry経由で永住権申請を完了させる

ITAが届いてから本申請までの間に誕生日を迎えて年齢が変わるなど条件が登録時と異なる場合、申請条件を満たさなくなることがあるので要注意

申請後通常約6か月以内に審査完了

Express Entry注意点

ご自身で計算し想定していたスコアよりも、いざ申請となった際のスコアが低いということがよくあります。いわゆる勘違いや計算違いです。そうなると渡航やカナダ滞在中のプランも大幅に変える必要が出てくる場合もあるため、資金や時間を最小限に留めて有効活用できるよう、きちんとご自身の状況を把握しておきましょう。
また、一般的にカナダで学校に行って、Post graduation work permit(ポスグラ)を取得するのはプラスに働く事の方が多いですが、申請者の年齢によっては就学、就労中も刻一刻と年齢も加算(ポイントはマイナス)されていくことも忘れないようにしましょう。
勘違いや思い違いから誤ったプロフィール登録をしたり永住権申請をしてしまった場合、やり直しになってしまうだけではなく、最悪のケースでは故意の過失とみなされカナダ退去命令がでたり、カナダ入国ができなくなる可能性がありますので、登録時点から細心の注意を払って進める必要があります。しかし、きちんと条件を満たして正しく申請できれば審査も早くお勧めの永住権カテゴリーといえます。

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