労働不足解消を目指し、配偶者用就労ビザ申請条件一時的緩和へ

カナダでは、一定の条件を満たす場合、配偶者用の雇用主が限定されない配偶者就労ビザ(Spousal Open Work Permit)の申請ができます。

「一定の条件」の一つに、スキルド職の人の配偶者、というのがありますが、
現在カナダが抱える深刻な労働者不足解消に向け、
2023年1月から2年間、試験的・段階的にこの条件が緩和されることが先日発表されました。<出典

これにより、スキルド職ではない人の配偶者や、就労年齢に達している同伴する家族であっても、就労ビザの申請資格が得られるようになる見込みです。これにより20万人以上の新たな就労可能な人が誕生するとされています。

なお、この試験的な措置は以下の3つの段階に分けて実施されると発表されています。

第1段階

High wage streamのLMIAベースの就労ビザを保持している方の配偶者 および
International mobility programベースの配偶者 が
Open Work Permitを申請できるようにします。

第2段階

Low-wage streamのLMIAベースの就労ビザを保持している方の配偶者 が
申請できるように目指し、今後さらなる協議が行われる予定です。

第2段階

農業関連の就労者の配偶者対象に
範囲を拡大することを目指し、今後協議される予定です。

カナダ政府の発表はここまでですが、
これにより、今後、ポスグラ(Post Graduation Work Permit)を持っている方の配偶者や、
ワーキングホリデービザを持っている方の配偶者の方も、
スキルレベルにかかわらず、配偶者就労ビザ申請ができるようになります。
新しいことがわかりましたらまたお知らせします。